2020年の春。世界中のほとんどの人は家にいました。
新型コロナウイルスがどれほど恐ろしいのか、どのように対応できるのか様々な情報が飛び交う中、未来に不安を感じたり、反対に前向きさを忘れず一度立ち止まってみる良い機会だと捉えたり、そんなことを考えた人も多かったと思います。
私はこのパンデミックがもたらすものを今もとても前向きに捉えています。
当時のニュースではウイルスの脅威だけでなく人間の活動が制限されたため、自然が綺麗になったというものも沢山ありました。
いつもだとその時期はこれからどこに旅行に行こうか、どんな体験がしたいのか、そしてその時にどんな服を着ていたいのかワクワクしながらイメージしていたでしょう。でも旅行もままならない今はそんなイメージも真っ白でゼロから世界を見直すきっかけとなりました。
世界的に環境問題への意識は大きく前進し、SDGへの取り組みも広がっています。
多くの人が美しい自然を愛し守りたいと思っている証でしょう。
2021年の服を考える時に未来の世界を想像しました。
私は科学の発展もテクノロジーも素晴らしいものだと思っています。これからもっと発展し人々の役に立っていくのでしょう。
そして多くの自然も戻り広がっていくと信じています。
そんな未来を想像した時初めに思い浮かんだのは真っ青な空です。きっと電線も無くなっていて上を見上げれば大きな空が広がっているかもしれません。
青空を背景に人々の笑顔溢れる夏をイメージしてできたSasga kokoの2021年春夏コレクション。
海や山や公園や…
そこで思い切り駆け出したくなるような時を彩るよう、気持ちを込めて出来上がりました。
まだまだ、自由が制限される日々ですが、楽しみを暖めて素晴らしい毎日が過ごせますように。